北杜市は山梨県の北西部に位置し、平成16年11月に北巨摩郡下の明野村・須玉町・高根町・長坂町・大泉村・白州町・武川村の7町村が合併し、『北杜市』が誕生しました。
その後、平成18年3月に小淵沢町が加わり現在の『北杜市』となりました
周囲には、北は「八ヶ岳」、西は甲斐駒ヶ岳から連なる「南アルプス」、東には「金峰山」「瑞牆山」そして「茅ヶ岳」に囲まれ、南には「富士山」の姿も望 める自然豊かな土地です。この自然の恵みは、3つの名水百選の里としても【ミネラルウォーター生産量日本一】でも現されます
市の総面積は602.89平方キロメートルで、山梨県総面積の13.5%を占め、山梨県の中では一番大きな市となっています。このうち76.4%にあたる46,060ヘクタールが森林等で、8.4%にあたる約5,000ヘクタールが農用地となっています。
市の大きな特徴として気象があげられます。市内の明野中学校の生徒が昭和55年から気象観測を行い、現在では気象衛星からのサテライト受信装置も設置さ れ総合的な観測装置も設置されていますが、これらの観測データから日照時間が年間2,500時間以上の太陽の多照地域で【日照時間日本一】として広く知られています。
北杜市は県内で最大の水田面積を有する水稲を主作物とする地域です。
北杜市で栽培される農作物は、水稲を中心に野菜・果物等 様々な作物が作付けされています。
このことは降水量が少なく日照時間が長い点、そして年間の寒暖差が大きいことが深く関わっています。
浅尾ダイコン(明野町) | |
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北杜市明野町の浅尾地区を中心に生産されるダイコンです。恵まれた日照によりからみと甘みバランスがほどよいダイコンで非常に人気があります。 | |
リンゴ(須玉町) | |
北杜市須玉町の特に津金地区にリンゴ園が多く、つがる、富士などの品種が栽培されています。糖度が高く、蜜を多く含んでいます。 | |
トマト(高根町) | |
昼夜の大きな温度差により着色がよく、より良い品種の鮮度の高いトマト(桃太郎)が生産されています。 | |
ブルーベリー(長坂町) | |
長坂町では、以前からブルーベリーの生産を行っている農家がおり、その農家を中心に平成9年、長坂町ブルーベリー組合を設立しました。ブルーベリーに含まれるアントシアニンの機能性が注目されていたことや気象条件・土壌条件を生かし、高品質かつ、大粒のブルーベリーを生産しています。 | |
蕎麦(大泉町) | |
北杜市大泉町では平成8年の水田転作奨励作物として「そば」の作付けをはじめました。品種は「信濃1号」であり、高冷地に適した秋そばの栽培を行っています。販売は、市内消費がほとんどで、「そば処いずみ」「そば打ち体験館」などに利用しています。寒暖の差、おいしい湧水が多いこと、また、日照時間の長いことから、おいしいそばが生産されています。 | |
枯露柿(小淵沢町) | |
土作りから丹精こめて植えた105本の柿の木は、まだまだ柿の収穫量は少ないですが、下笹尾地区に最適な柿の品種「甲州丸」の枯露柿を特産品として盛り上げていき、将来的には地域の潤いに繋がるようにと始められたものです。 | |
白州米(白州町) | |
武川町と同じく花崗岩質の砂質壌土で、米作りに非常に適しています。この良質な米と名水を誇る白州町では、酒作りも行われています。 | |
武川米(武川町) | |
北杜市武川町の河川流域は、花崗岩質の砂質壌土で、大武川、小武川、黒沢川などの流域は米作りに非常に適しています。そこで栽培されている「農林48号」(通称よんぱち)は食味、艶、粘り、香り、いずれをとっても全国のブランド米をしのぐにもかかわらず、病気に弱く収穫量も少ないため、市場に出回ることがなく、いつしか「幻の米」と呼ばれるようになりました。100%武川産の「農林48号」と「こしひかり」は、北杜市武川町内だけで限定販売されています。 |